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マイページの使い方

マイページを利用した一般的な学習の進め方と注意点を挙げておきます。

演習と進捗へ

学習状況の使い方

マイページのトップである「演習する/進捗をみる」画面には学習状況を示しています。 アカウント登録して利用されると演習の結果がこの画面に反映されます。 カテゴリごとの学習状況から演習の進み具合を一覧できます。 ゲスト利用の場合には履歴が残りませんので、学習状況の把握は行えません。 各種「演習」ボタンで演習を開始でき、「読む」ボタンでテキスト画面が開きます。



網羅率、到達度、合格可能性、学習時間とは

学習履歴をもとに、網羅率、到達度、合格可能性という指標で学習状況を捉えています。 また、学習時間を定量化するために、模擬問題による演習とテキスト学習を総時間を集計しています。 これらの指標は、ゲスト利用には適用できません。 アカウント登録され、学習履歴が保存される場合のみとなります。 アカウント登録せずにゲスト利用される方の演習では、母数の問題からすべて単純乱数で抽出されます。


指標 説明
網羅率 シラバスを構成しているカテゴリを偏りなく広く学習しているかどうかを示します。 0%から100%で表現されます。 演習では、未実施の設問、誤答した設問、解答に躊躇した設問が重点的に抽出されますので、 演習を重ねれば、その分だけ網羅率は上がります。 無料のテイスタコースでは、例えば、30%の設問しか公開されいないコースでは、30%近傍が上限となります。
到達度 与えられた設問を正しく解答できる能力を示しています。0%から100%で表現されます。 誤答すると到達度は下がります。設問に全問正解なら到達度は100%です。 利用開始の初期は、値は結構ブレますが、徐々に安定してきます。
合格可能性 本試験に合格する確率です。0%から100%で表現されます。 といっても、厳密なものではありませんので目安として捉えてください。 合格可能性=網羅率×到達度としています。 合格保証ありのイータコースでは、現在、合格可能性 > 95%を判断基準としています。
模擬問題学習時間 模擬問題による演習の学習時間には、本試験で要求される解答ペースと同じ時間を設定しています。 本試験では大体、1問を1分から2分で解答する必要があります。 コースでは、解答時間と解答後に解説を読む時間を合わせても、本試験で要求される解答ペースで十分であると判断して、同じ時間を配分しています。
テキスト学習時間 テキスト学習の時間は、1ページ相当を1分間として単純計算しています。


演習の種類

5つの演習を用意しています。大した違いはないのですが、1点のみ注意する点があります。 模擬問題は、カテゴリ別学習用の問題、本試験形式用の問題に分類しています。 「カテゴリ別演習」では、本試験形式用の問題は出題されません。逆に「本試演習」ではカテゴリ別学習用の問題は出題されません。 それらの区別なく問題を抽出できるのが「通常演習」です。それをご理解の上、各学習モードを組み合わせてご利用ください。


演習 説明
カテゴリ別演習 シラバスのカテゴリごとに設定された比較的基礎的な問題が出題されます。 「カテゴリ別演習」ボタンから実行します。 カテゴリ内に用意された問題が少ない場合、重複して出題される可能性が高くなります。 未了の問題数と用意されている問題数を見ながら、効率的に学習を進めてください。 本試験形式用の問題からは出題されません。
本試演習 本試験形式用の問題は、本試験で出題される問題の難度により近いものです。 「本試演習」ボタンから実行します。 カテゴリ別学習用の問題からは出題されません。
通常演習 カテゴリ別学習用の問題も本試験形式用の問題の消費する演習です。 この演習を延々と繰り返していれば、最終的には網羅率も合格可能性も100%に到達できます。 ただし、すべてのカテゴリを横断的に出題され、基礎的な容易な問題も本試験に近い難度の問題も混在することになります。 「通常演習」ボタンから実行します。 学習に費やせる時間に合わせて連続で効率的に学習できます。
根こそぎ演習 残った問題が10%未満になった時点でボタンが有効となります。 用意された全問題の中で、未実施・誤答の問題のみを抽出して出題します。 学習の終盤で、網羅率・合格可能性100%を目指される方はご利用ください。 「根こそぎ演習」ボタンから実行できます。
仕上げ演習 合格可能性が95%を超えた時点でボタンが有効となります。イータコースのみで有効です。 一旦、全問題をクリアされた方が、復習として利用していただきたいモードです。新たな設問が用意されている訳ではありません。 未実施・誤答の問題、さらにまぐれ当たりで正解した問題、本当に理解されているかどうか疑わしい問題を抽出します。 「仕上げ演習」ボタンから実行できます。 高度な抽出ロジックはありません。出題回数、正答率から判断して抽出しているだけです。 内部的に2段階があり、第1段階の復習が終わると、第2段階の復習に移行します。第3段階はありません。 仕上げ演習の詳細へ

学習履歴は、いつでも削除でき、初期状態から再開できます。DBから履歴がすべて削除されるので注意ください。 削除の実行は、パスワード認証後に実行されます。また手続き履歴に残ります。学習に長期的に取り組まれる場合に、適宜利用ください。 「学習履歴の削除」のリンクから手続きできます。



学習の進め方

本サービスは学習支援ツールですので、個人の学習スタイルに合わせて利用していただければ結構です。典型的な学習の進め方を以下に示しておきます。


網羅率が低い場合の学習の進め方(序盤の進め方)

網羅率が低い場合は、まず「カテゴリ別演習」を全体的に行ってください。 未実施の設問が残っているカテゴリを優先的に試してください。 次に「本試演習」を繰り返してください。 さらに終盤は「通常演習」を繰り返し、網羅率は100%に近づけます。

最初にある程度の「本試演習」をやってみて、自身の実力を見極め、それからこつこつと「カテゴリ別演習」を開始される方もあります。


網羅率が90%を超えた場合の学習の進め方(終盤の進め方)

網羅率が高い場合、カテゴリ別学習では重複して同じ問題が出題される可能性が高くなります。 終盤では「通常演習」を利用してください。通常演習は、カテゴリ別の問題と本試験形式の問題から網羅的に出題されます。 残った問題が10%未満になると、ゴールに向けて加速できるように「根こそぎ演習」を用意しています。 これは、まったく重複なしに、未出題・誤答の問題を抽出します。 気の短い方にお勧めです。

また、合格可能性が95%を超えると「仕上げ演習」を利用できます。これは復習用です。 新たな問題が出題される訳ではありませんが、まぐれあたりで正解した問題や、本当に理解されているか疑わしい問題を復習のために再出題します。 多くの方は、網羅率と合格可能性が100%に達した後で、時間に余裕のある方が利用されます。「仕上げ演習」で90%以上の得点が獲得できない場合、 まだ学習が十分でないと言えます。80%以下の得点ですと、本試験で苦しまれる可能性もあります。

さらに時間に余裕のある方は、合格可能性が100%に達した後で「学習履歴の削除」を行い、再度ゼロから再開するという選択肢もあります。 長期的に学習に取り組まれている方には、2サイクル、3サイクルと挑まれる方もあります。 ただし「テストのパラドックス」の原則も忘れるべきではありません。 本サービスも完全ではありません。他の学習方法に切り替える、あるいは併用することの方が、トータルな学習効果としては高いと言えるしょう。 どの試験においても合格のためには、シラバスの十分な読み込みと理解が重要です。 合格可能性が100%に達したら一旦、本サービスから離れ、再度、シラバスを読み込むなどの学習方法に切り替えてみることをお勧めします。 そして最後の仕上げとして、本サービスに戻って「仕上げ演習」あるいは「学習履歴の削除」後に再開してみてください。 より理解が深まっているはずです。終盤での取り組みでの注意点へ



注意: 学習時間は目安です!

模擬問題による演習とテキスト学習の時間は、あらかじめ設定した標準的な所要時間で算出していますので、おおよその目安として捉えてください。 WEB上で実施するため、正確に算出することに意味がないと判断しています。



演習の進め方

模擬問題演習は、開始待ち(STANDBY)、実施中(EXECUTING)、採点済み(MARKED)の3つのステップで進みます。 開始画面が開始待ち(STANDBY)の状態です。 「演習を開始する」を選ぶと、実施中(EXECUTING)となります。問題画面を用いて出題された設問に解答してください。 できるだけ全問解答を目指してください。 演習の途中で「中止する」ことも可能ですが、効率的な学習のためにできるだけ中止は行わないようにしてください。

解答が終われば「採点する」を選んで、採点と評価、解説による学習へ進んでください。採点済み(MARKED)となります。 演習には目安となる制限時間が設定されていますが、システムが制限時間で強制的に採点したり終了したりすることはしません。 学習者の判断で「採点する」を選択してください。

採点・評価画面、解説画面を用いて、適宜、模擬試験結果から学習(復習)を行ってください。 解答しなかった設問の解説は参照できません。解答しなかった設問は、次回以降の演習で再出題の確率が高くなります。




要求される理解度(Kレベル)とは

各コースでは、カテゴリごとに要求される理解度を設定しています。 理解の深さに応じて、K1,K2,K3で表現しています。KはKnowledgeの頭文字です。 以下のように定義していますので、目安としてください。


理解度 意味 内容
K1 知っている 概念や用語の定義を知っている、機能・プロセス・技術・手法・ツールなどの目的・適用範囲・適用方法を知っているレベル。
※気づきのレベルであり、表面的なこと、字面的なことは知っているレベル。
K2 説明できる 概念や用語の定義、また機能・プロセス・技術・手法・ツールなどの目的・適用範囲・適用方法を自身の言葉で人に説明できるレベル。
※内包のレベルであり、きちんと理解して自身の知識になっているレベル。
K3 応用できる 与えられた特定のシナリオや場面において、機能・プロセス・技術・手法・ツールなどを応用できるレベル。
※実際に使えるレベル。自身のスキルとして表現できるレベル。


仕上げ演習の詳細

仕上げ演習は、合格可能性が95%を超えたときに利用可能となるモードです。 コースのほとんどを終了された方が、復習として利用できるようにしています。 イータコースだけの機能です。無料のテイスタでは利用できません。 ほとんどの方が、合格可能性100%に到達された後に、再度、復習するために利用されています。 システムの性質上、一度出題された設問に、理解できていないにもかかわらず、まぐれあたりで正解してしまった場合に再出題されにくいということがあります。 システムは正しく理解して正答したのか、まぐれ当たりで正答したのかは把握できません。 仕上げ演習は、この問題の解決にもなっています。 ちなみに、システムはラジオボタンの操作や経過時間で、解答に躊躇しているかどうかは監視しています。

仕上げ演習は、復習すべき設問がない場合には徐々に設問が減少するようにしています。 さらに仕上げ演習には2段階の抽出ロジックがあり、第1段階で該当する設問がない(つまりひととおりの復習は終わっている)ならば、第2段階の抽出ロジックに進むようにしています。第2段階も終了したら、その次はありません。

仕上げモードの第1段階の抽出ロジックは、未実施・誤答・解答に躊躇したものがあれば優先的に抽出します。 さらに、実施回数が2回未満のもの、正答率が50%以下のものを候補として抽出し、その中から単純乱数で選出しています。 母数の設問を2巡することになります。 第1段階の抽出ロジックで該当するものが1つもない場合、第2段階の抽出ロジックに進みます。 実施回数が3回未満のもの、正答率が66%以下のものを候補として抽出し、その中から単純乱数で選出しています。 母数の設問を3巡することになります。

このように「仕上げ演習」は有限の設問数で構成されるコースを有効に活用できるように、 コースをひととおり終えた後でも効率的な復習ができるように工夫しています。



終盤での取り組みの注意点

本サービスで提供できる模擬問題は有限です。試験範囲のすべてを完全に網羅できてはいません。 ちょうど全数テストが不可能なように、リスクの高い部分(試験に出そうな部分、利用者が苦手としているであろう部分)にフォーカスしているに過ぎません。 一方で、シラバスを広く網羅しておく必要もあります。 問題数が多ければいいというものでもなく、利用者が投入できる学習時間を予測して、設問数を決める必要があります。

当初の構想は、たとえば300問を準備し、90%の270問をクリアされたら学習はほぼ終わるだろうというものでした。 しかし、300問を用意しておくと、学習者は300問すべてを正解しようとされます。99%の利用者がそうだといえます。 日本人のすばらしい気質というか、淋しいさがなのかもしれません。重箱の隅に残ったごはん粒1つでさえ残さずに食べつくすという感じでしょうか。 筆者自身もまぎれもなくその通りです。だから、最後の1粒までをきれいに完食できるように「根こそぎ演習」を設けてしまいました。

スクエアリングサービスは非常に有効なツールです。しかし、所詮はツールの1つに過ぎません。ツールをどのように活用するかは利用者の判断です。 ツールは万能ではありません。ツールは非常に便利ですし、学習もゲーム感覚で進めることができるでしょう。 スクエアリングサービスはその点において、非常に優れていると自負しています。 ですが、利用者があまりにツールに依存してしまう傾向をみていると危惧もあります。 ツールは、試験範囲のすべてを完全に網羅できている訳ではありませんし、偏った視点でしか捉えていない危険性もあります。 シラバスを読んで理解することが学習の基本です。 たとえ、誤訳が多くて当てにならないにしても、どこが誤っているか判断しながら読み込んでおく必要があります。 市販の教科書本もツールの1つといえます。ツールは、費用対効果の面で、完全に最新の試験やシラバスに追従することはできません。

模擬演習システムは、学習の 初期や中期においては非常に効果的です。 しかし終盤においては、用意された設問数が有限であることから、再出題の確率も高くなり、初期や中期に比べて、効果と効率が低下するといえます。 復習も必要ですので「仕上げ演習」を用意していますが、効果と効率はそれほどいいものではありません。 シラバスを再度熟読してみること、他のサービスや教科書本と併用することは、有効です。 勿論、模擬演習システムは、それだけを単独に利用して、試験に合格できることを目指して構築はしています。 それは、他のサービスや教科書本でも同じでしょう。 ですが、学習の終盤でのパフォーマンスを客観的に考えると、シラバスの再読、他のサービスや教科書本との併用の方が、より有効であると認めざるを得ません。 利用者はその点をご理解ください。

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  • 2024年11月からのFL試験はシラバス2023に準じて実施されますので、本コースの出典は古いものになります。シラバス2018とシラバス2023の差異は、15%ほどです。技法には大差ありませんが、概念には結構な変化があります。シラバス2023は必読です。本コースの利用と最新版シラバスの読み込みを併用して学習されることを推奨します。本コースのシラバス2023への対応は、2025年の夏頃になる予定です。当面、現行の本コースのみで学習すると不合格の確率が若干高くなります。イータコースの申し込みは、その点をご理解の上、お願いします。なお、イータコースの合格保証は継続していますので、不合格の場合には返金に応じます。
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