スクエアリングサービスが提供する「用語検索ツール」は、IT関連の5つの辞書を横断的に検索できます。 見出語 5,500 件を登録しており、英語と日本語の両方が検索されることが特長です。 完全一致または部分一致の見出語やテキストを検索できます。
用語検索ツールの使い方
用語検索ツールの使い方は、シンプルです。検索したいワードを入力して、[検索]ボタンを押すだけです。
- 5つの辞書を横断的に検索すること、特定の辞書やマッチングするフィールドを指定して検索することができます。
- 日本語と英語のどちらでも検索できます。また「ア,イ,ウ,A,B,C」などの1文字キーワードでの検索もできます。
- 検索件数は、最大200件までとしています。ぺージャ機能は提供していませんので、ヒットする件数が多いときは絞り込んで検索しなおしてください。
- 用語の説明文中に関連する用語へのリンクを埋め込んでいます。そのリンクからさらに検索できます。履歴は最大30個まで残ります。
辞書の出典
見出語は 5,500 件を登録しています。 各知識体系で定義が微妙に異なる用語もあります。例えば、「エラー」や「フォールト」などです。 これらの差異を容易に把握することができます。検索された用語がどの辞書に登録されたものかを識別できます。
辞書 | バージョン | 備考 |
---|---|---|
【01】ISO/IEC,IEEE,PMI共通辞書 |
IEEE-CS-2022 (2022年9月登録) |
・見出語 3,200 以上を登録しています。 ・IEEE CSがまとめた「Software and Systems Engineering Vocabulary」の辞書です。ISO/IEC、IEEE、PMIの辞書を参照して編纂されています。 |
【02】ITサービスマネジメント用語集 |
ITIL-V3 (2011年1月登録) ITIL-V4 (2024年9月登録) |
・見出語 600 以上を登録しています。ITILの用語集の2つのバージョンを併記し、タグで識別できるようにしています。 ・[ITIL V3]のタグは、バージョン3の用語集になります。 ・[ITIL V4]のタグは、バージョン4の用語集になります。 |
【03】テスティング用語集 |
ISTQB-2.3~ISTQB-3.0 (2022年6月登録) ISTQB-4.4 (2024年7月登録) |
・見出語 1,000 以上を登録しています。ISTQBの用語集の2つのバージョンを併記し、タグで識別できるようにしています。 ・[ISTQB 2.3]のタグは、バージョン2.3~3.0でPDFで提供された用語集になります。タグは2.3で固定としていますが、2.3以降の改訂にも追従しています。 ・[ISTQB 4.4]のタグは、バージョン4.4のオンラインの用語集になります。2024年7月時点のスナップショットとして取り込んでいます。 ※テスティング基礎/中級コースで独自に追加した用語も含んでいます。 ※JSTQBの試験では、2024年10月からバージョン4.4の用語集が適用されます。 |
【06】ビジネスアナリシス用語集 |
BABOK-2.0 (2011年1月登録) BABOK-3.0 (2024年8月登録) |
・見出語 270 以上を登録しています。BABOKの用語集の2つのバージョンを併記し、タグで識別できるようにしています。 ・[BABOK 2.0]のタグは、バージョン2.0の用語集になります。 ・[BABOK 3.0]のタグは、バージョン3.0の用語集になります。 |
【11】CMMI-DEV用語集 |
CMMI-DEV-1.3 (2011年1月登録) |
・見出語 200 以上を登録しています。 ・CMMI-DEVのバージョン1.3の用語集になります。 ※バージョン1.3には開発(DEV)、調達(ACQ)、サービス(SVC)の3つがありますが、登録しているものは開発のためのCMMIのみです。 ※CMMIの最新バージョンは3.0ですが、バージョン2.0から有償となっています。フリーで参照できるのはバージョン1.3までです。 |
【99】出典データベース |
SOURCE-1.0 (固定) |
・用語にはその出典・典拠が明示されたものがあるので、それらの略称を登録しています。100件くらいを登録しています。 用語の出典が何であるかを確認したい場合に検索ください。 |
見出語・同義語の名寄せ(同定)
辞書を横断的に検索できるように見出語・同義語に名寄せを行っています。
- 日本語の見出語・同義語の登録では、以下の名寄せを行っています。
- トリミング(前後の空白文字の除去)を行っています。
- 全角のアルファベットと数字は、すべて半角に変換しています。
- 中黒「・」は取り除いています。例えば「ビジネス・プロセス」ではなく、「ビジネスプロセス」となります。
- 「要件」の多くは、「要求」を同義語として登録しています。英語ではどちらも「requirement」です。
- 「製品」と「プロダクト」、「管理」と「マネジメント」、「領域」と「ドメイン」などは多くを同義語として登録していますが、検索時にOR条件を使う方が無難です。
- 英語の見出語・同義語の登録では、以下の名寄せを行っています。
- トリミング(前後の空白文字の除去)を行っています。
- 英語の見出語は、全て小文字に変換しています。
- 英語の略称は、同義語として大文字で登録しています。
- lifecycle,life-cycle,life cycleなどのシノニムに注意してください。同意語として登録されていないものもあります。
- 入力の検索ワードでは、以下のように処理します。
- 入力の文字列はトリミング(前後の空白文字の除去)を行っています。単語間の半角スペースは入力のままです。
- 検索ワードの入力では、「,、,((++」の7文字はセパレータなります。
- セパレータ「,、,((」で区切ると、OR条件として連結します。
- セパレータ「++」で区切ると、AND条件として連結します。
- 入力の先頭や末尾に添えられたセパレータは取り除きます。
- 「・)) 」(中黒、閉じ括弧、全角スペース)は検索ワードから取り除きます。
- SQLの制約により、「*%$~{}[]」の特殊文字は検索ワードには使えません。取り除きます。
- OR条件やAND条件を括弧で囲って論理演算の順序を指定することはできません。
- 論理演算の順序や特殊文字の検索は、通常機能としては提供していません。必要なら、「高度な検索」の機能を利用して、SQLでwhere句を直接指定してください。
- 日本語や英語の説明テキストでは、以下の変換を行って登録しています。
- 文字列のトリミング(前後の空白文字の除去)を行っています。単語間の半角スペースや全角スペースはオリジナルのままです。
- テキスト中からさらに参照したい用語は、バッククオート「`」で挟み込んでDBに登録しています。 部分文字列で検索するとき、バッククオートで挟まれたものはヒットしません。 たとえば、「`要求管理`システム」と登録されているものは、「要求管理システム」では検索できません。
- 出典へのリンクは行っていません。必要なら、辞書を「出典データベース」に切り替えて、略号で検索ください。
- 辞書の誤謬は、事務局で適宜修正しています。 例えば、バッククオート「`」でのリンクを埋め込む作業、「ビジネス・プロセス」を「ビジネスプロセス」に置換しておく作業などを行っています。
- 原本の辞書には存在しない見出語を、コース学習での便宜のために独自に追加したものがあります。 の説明の中に[SQUARING]でマークしたものになります。 これは、スクエアリングサービスで独自に解説したテキストですので、引用の際はご注意ください。
用語のフィールド(属性名)
検索された用語には、以下の情報があります。DBのカラム名で提示しておきます。直接、SQLのwhere句を編集して、検索が可能です。
カラム名 | 説明 |
---|---|
CID | 検索対象辞書のID(01,02,03,06,11,99)の文字列 |
WORD | 見出語(日本語) |
WORD_EN | 見出語(英語) |
CONTENT | 説明テキスト(日本語) |
CONTENT_EN | 説明テキスト(英語) |
SYNONYM | 同義語(日本語)※カンマで挟み込んで複数を登録 |
SYNONYM_EN | 同義語(英語)※カンマで挟み込んで複数を登録。英語の略語は、SYNONYM_EN として登録 |
EXPLANATION | スクエアリングサービスで独自に解説したテキスト |
完全一致と部分一致
検索では、見出語や同義語に対して完全一致と部分一致が行えます。テキストに対して部分一致の検索も行えます。 これらは「照合:」のプルダウンメニューで指定できます。
- 完全一致: 見出語(日本語または英語)または同義語(日本語または英語)に一致した場合
- 部分一致: 見出語、同義語、テキストと部分文字列で一致した場合
また、「ア,イ,ウ,A,B,C」などの1文字キーワードでの検索も行えます。
検索件数の上限は、200件までとしています。それより多くがヒットする場合には、検索文字列などで絞り込んで再検索してください。
検索した単語の履歴は、最大30個まで保存されます。それを超えると古いものから5個を解除します。
GUIモードとCLIモード
検索には、URLパラメータを使用してダイレクトに検索するCLIモード(direct)と、画面から利用するGUIモード(search)があります。 通常の利用は、検索ツールを使ったGUIモードです。
- GUIモード(search): 通常の検索ツールのGUIを使って検索するモードです。画面から検索条件を変更できます。件数は最大200件です。
- CLIモード(direct): 全ての検索条件をURLパラメータで指定して、検索結果をシンプルなHTMLで取得するモードです。画面から検索条件を変更することはできません。 件数は最大20件です。他のサイトからiframeタグを使って利用できます。そのため、件数を少なめに制限しています。
どちらのモードでもURLパラメータに検索したいキーワードを指定して検索することはできます。 検索後に、さらに検索条件を変更して利用を続けられるのは、GUIモードのみです。
GUIモード(search)の場合 |
URL: http://squaring.jp/term/search?cid=00&word=error
試してみる ※対象辞書(cid)、照合方法(matching)、表示順(align)を指定できます。 ※該当しない場合には「該当なし」となります。 ※表示はデフォルトで、最大50件としていますが、開いた検索ツール内では「行数」を変更して最大200件まで拡張可能になります。 ※高度な検索(SQL:)も行えます。 | |
---|---|---|
CLIモード(direct)の場合 |
URL: http://squaring.jp/term/direct?cid=00&word=error
試してみる ※対象辞書(cid)は指定できます。見出語・同義語の完全一致(matching=0)、表示はJP-EN-解説(align=4)の順で固定となります ※該当しない場合には「該当なし」となります。 ※検索は、最大で20件までとしています。拡張はできません。 ※高度な検索(SQL:)は行えません。 | |
オプション指定 | 対象辞書 (cid) |
検索対象の辞書を指定します。省略すると、全ての辞書が対象となります。 00,指定なし: 全ての辞書が対象 (default) 01,ieee,swebok,pmbok: IEEE CSでまとめられた辞書が対象 02,itil: ITサービスマネジメントの用語 03,testing,istqb,jstqb: テスティングの用語 06,babok: ビジネスアナリシスの用語 11,cmmi: CMMI-DEVの用語が対象 99,source: 各用語の出典データベース |
検索文字列 (word) |
検索する見出語やその一部を指定します。省略すると、検索結果が「該当なし」となります。 ・全角カンマ(,)、半角カンマ(,)、読点(、)が含まれる場合には、OR条件として連結します。 ・全角プラス(+)、半角プラス(+)が含まれる場合には、AND条件として連結します。 ・論理演算の順序を括弧で囲んで指定することはできません。OR条件もAND条件も左から右へ順に連結するだけです。 必要なら、後述「高度な検索」を利用ください。 | |
照合方法 (matching) |
省略すると、見出語・同義語の部分一致検索(Partial)となります。
CLIモードでは、見出語・同義語の完全一致(matching=0)で固定となります。 0,complete: 見出語・同義語の完全一致 1,partial: 見出語・同義語の部分一致検索 (default) 2,text: テキストの部分一致検索 3,all: 見出語・同義語またはテキストの部分一致検索 | |
表示順 (align) |
省略すると、「JP-EN-解説」の順となります。
解説は、スクエアリングサービスに特化したものであるため、非表示にできるオプションを用意しています。
CLIモードでは、JP-EN-解説(align=4)で固定となります。 1: JP 2: JP-解説 3: JP-EN 4: JP-EN-解説 (default) 5: EN 6: jp-EN-JP 7: jp-EN-JP-解説 | |
最大件数 (limit) | URLパラメータでは件数を指定できない仕様にしています。GUIモードでは最大50件、CLIモードでは最大20件で固定です。 |
高度な検索
検索文字列のフィールドに直接SQLのwhere句の条件文が書けます。 "SQL:"のプレフィックスに続けて条件文を記述してください。入力された条件文は、ツールで生成されるwhere句とAND条件で結合して検索します。 前述の「用語のフィールド(属性名)」に提示したカラム名が使用できます。 直接のSQL文の編集になるため、構文を間違えるとエラーになり、検索結果は0件となります。特にエラーメッセージも表示しません。
- 登録された見出語全件の数をカウントするなら、以下のように記述します。ただし、表示は最大200件までとしています。
SQL: 1
試してみる - 例えば、英語の説明に「requirement」が含まれ、それを「要件」と訳している可能性のあるものを探すには、以下のような検索がいいでしょう。
SQL: (CONTENT_EN like '%requirement%' and CONTENT like '%要件%')※検索文字列にコピペしてお試しください。 - 例えば、「要件管理」を漏れなく検索したいときは、以下のように検索して絞り込んでみてください。
SQL:
((WORD like '%要件%' or WORD like '%要求%') and
(WORD like '%管理%' or WORD like '%マネジメント%')) or
((CONTENT like '%要件%' or CONTENT like '%要求%') and
(CONTENT like '%管理%' or CONTENT like '%マネジメント%'))※検索文字列にコピペしてお試しください。