コースの概要UMLモデリング基礎コースは、汎用モデリング言語(UML:Unified Modeling Language)を用いたモデリングついて基本的な知識とスキルを学習するためのコースです。 UML2.0に準拠しています。 UMLに関する試験で有力なものには、UMTP(UML based Modeling Technologies Promotion:UMLモデリング推進協議会)の試験と、 OMG(Object Management Group)の試験であるOCUP(OMG-Certified UML Professional)があります。UMTPはそのまま「ユーエムティーピー」、OCUPは「オーカップ」と読みます。 それぞれの機関で3段階ほどの技術レベルに分けて試験が実施されています。 UMTPでは、L1-T2(基礎)、L2(中級)、L3(上級)に分けられ、OCUPではFundamental(基礎)、Intermediate(中級)、Advanced(上級)に分けられています。 本コースでは、基礎試験に相当するUMTP L1-T2とOCUPファンダメンタルの試験を対象としています。どちらの試験にも対応できます。 UMLのダイアグラムの中では、ユースケース図、クラス図、アクティビティ図、シーケンス図、ステートマシン図の5つを主に扱います。 他のダイアグラムについては、ダイアグラムの目的や表記法に関してごく一部を扱うことになります。 UMTP試験については、UMTP、 OCUP試験については、OCUPのWebサイトを参照ください。 UMTP L1-T2では、簡単なUMLモデルの意味が理解でき、UMLを使ってモデリングを行う最低限の知識を持っていること、 OCUPファンダメンタルでは、UMLで使われる用語や基本的なダイアグラムに関する知識、モデルの意味を理解する能力が問われます。 本コースでも、5つのダイアグラムについて基本的な読み書きができることを問うものになっています。
UMTP L1-T2試験とOCUPファンダメンタル試験の概要UMTP L1-T2試験、OCUPファンダメンタル試験ともコンピュータによる試験(CBT)で実施されます。 ほとんどが選択式(4者択一問題)です。UMTPがじっくり考えて解答するのに対して、OCUPは表記法などをさっと解答させる形式であることが伺えます。 本コースでは、カテゴリ別学習はOCUPに対応した設問で構成し、本試験形式モードでUMTPに対応した設問で構成しています。
試験での出題範囲UMTPもOCUPも非常に大雑把なシラバスしか公開していません。 UML2.0に準拠してはいますが、出題されるダイアグラムや要求される知識レベルは異なります。 ダイアグラムの表記法だけでなく、モデリング一般についての知識や開発プロセスの知識も要求されます。 以下は、UMTP L1-T2、UMTP L2、OCUPファンダメンタルの3つの試験をマージして、どのダイアグラムについての出題が多いかを整理したものになります。 本コースでの配分もこれにもとづいていることを示しています。
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